◆戦姫絶唱シンフォギアGX
・第三話
まずアバンは二話ラスト、奇跡が壊れるところから。
「敗北なんかで済まされない」
Extarminateはシナリオを全部確認してから作られてるそうな。
壊れたシンフォギアにより武装解除。
フィードバックを受けてクリス、翼ともに戦闘不能状態に。
世界の解剖を目的に作られたアルカノイズ。
とのことでアンチリンカーはあんまり関係なかったらしい。
元々装者狙いであったようで、ロンドン側、ファラは撤退準備。
しかしエルフナインのいる日本側はいまだピンチ。
というところで切歌が現れる。
新曲と変身バンクを引っさげての聖詠。
LiNKERもなしに、だ。
案の定フィードバックによる負荷を被っている。
しかしおかまいなしにノイズを一掃していく。
獲物の派手さに気を取られるけれど、地味に切歌のギアも器用なんだよな。
飛び道具による遠距離攻撃、リーチを生かした広域攻撃と肩口の武装による手数のフォロー、相手を捕縛する搦め手も持っているし大技もできる。
そんな切歌の報を聞いて苦々しげに顔を歪ませる弦十郎さん。
まあ、そうだよなあ。大人だもんなあ……守られてちゃ世話ないぜ、と。
そして切歌を無視してエルフナインと倒れているクリスに近寄ってくるアルカノイズを蹴散らすのが調だ。
地上での機動力は調のほうが高そうだが。
その分フィードバックも大きそうな。
マリアさん置いてけぼり。
夜通し逃げ回ってたのか切歌と調。
調の「どこまでいけばいいのか」という問いに「いけるところまで」、と返す切歌。
かつてフィーネの名の下に行った行為も同じことだった。
というかこの二人の適合実験にウェル博士だけじゃなくてリョーコさんも関わってたのか。
フィーネの転生先として保険をかけておいたのかもしれないね。
「あたしたちが、あたしたちのやるべきことを見つけられなかった」
「目的もなく、いけるところまでいったところに望んだゴールがある保障なんてない」
「がむしゃらなだけではダメなんだ」
これらの言葉は、全部……。
気がついたクリスちゃんは後輩に守られたことに激しく後悔と苛立ちを露に。
しかも二人の身体の負荷を思えば。
そして響も通信にて状況を把握。
した上で「キャロルと話ができていれば」、と。
この単語に弦十郎さんも怪訝そうな鸚鵡返し。
マリアさんの行動は以下略。
それを受けたマリアはS.O.N.G.への転属依頼を弦十郎さんにぶっこんで来る。
それでいいのかよ!?
ビーフストロガノフのうた。
三人娘の中の人が普通に歌が上手なので、ミュージカルですね。
学校の調理実習ということらしい。
ぼんやりしながら実習する響が包丁で怪我を。
「お料理の道具で怪我をするなんてよくないことだよね……」
というのはそのままシンフォギアのことを思っているのだろう。
「人助けの道具で誰かと戦うなんて、よくないこと」だと。
きりしらの二人は検査入院。
ここにきて未来さんには何も言えないってのはもどかしい。
未来さんまた響をぶっとばしてあげてください。
一時帰国する翼にトニーは「またいつか君自身の夢を追いかけてほしい」と激励。
夢。
たぶん三期で核心になるテーマのひとつだと思う。
で、翼とマリアが同時帰国ということは弦十郎さんたちが手を回したんだろうな。
破損したシンフォギアの状態説明。
「コアは無事」
「エネルギーをプロテクターとして固着させる機能が損なわれている」
セレナのギアも同じ状態らしい。
よし、勝ったな。
これらを踏まえて現状動ける装者は響だけ。
きりしらは私たちも、というがそれを受け入れる大人たちではない。
彼女たちの未来を守ることが彼らの使命なのだから。
しかし翼とクリスはそこまで動じてないなあ。
「気持ちだけで十分」、とは言うものの、これは響の精神状態をあまり知らないからか。
場面変わって錬金術サイド。
最大戦力であるミカを動かすための思い出集めをしていたらしい。
ガリィが行ってきた思い出集めの実態を知ってなお、響は戦えないというのだろうか。
そこがひとつ焦点になりそうだが。
なんやかんや錬金術の解説をベラベラとするエルフナインなんだけど、どこまで信じていいのだろうか。
持ってきた遺産は、パンドラでもなんでもなく。
しかしドヴェルグの遺産、魔剣ダーインスレイヴのほうが穏やかじゃない。
一度鞘から抜けば、生き血を浴びて完全に吸うまで鞘に納まらないといわれた頗るつきの曰くつき。
そして動ける装者は響だけ。
これはつまり……。
エルフナインの身体検査をしたところホムンクルスであり両性であるとのこと。
神の器。
キャロルとエルフナインの役割ももしかすると二転三転するのかもしれない。
「ついてるとかついてないとかどうでもいい」
未来さんさすがです。
武士ノイズ頂きました。
クリスちゃんの突っ込みも冴え渡る。実にいい関係性だ。
ここに元ガングニールの装者、マリアがいてくれるというのはきっと、今後の展開に絡んでくるのだろう。
立ち位置。
「戦わずにわかりあうことはできないんでしょうか」
「シンフォギアの力で誰かを傷つけてしまうのが嫌だ」
という響の訴えに対してマリアは一刀に切り伏せる。
「力を持つものの傲慢だ」、と。
マリアは知っている。自らが持つ力を振るうことの責任を、痛みを。
それを背負って、迷って、でも歌で世界を救いたいという自分の本当の気持ちに気付いたからこそ銀の左腕は応えてくれたのだろう。
通学路に突如現れるガリィ。
目の前で死んでる連中を見ても「戦いたくない、人助けがしたい」、とのたまう響。
そんな響のガングニールは、ついにシンフォギアを纏わせてくれなくなってしまった。
胸の歌を見失ってしまった。
変身できない響とアルカノイズに囲まれたまま次回へと続く。
一番手っ取り早いのは、未来や友達が傷ついての反転衝動。
壊されるぐらいなら、壊してやると激情に流されて力を振るうことだが。
さて。
三話までの響を見て、一話で感じた不安が半分的中。
日食なつこさんという方の曲でエピゴウネというものがあるが、そのなかの一節にこんな言葉がある。
「立派な理想像描けた自分が 夢そのものより愛おしいかい」
響はシンフォギアという奇跡を纏って人助けをしていた。
一期二期とは、戦うべき災害、つまりノイズがいたから力を振るうことに抵抗もなく、また防衛としての意識が強かったのだろう。
しかし、ノイズの脅威がなくなったとき、響に問われるのは「何のための人助けなのか」、ということだ。
罪の意識から逃れるためではないと、そう握り締めていたはずなのに。
いまの響が見ているのは、助けた人のその先にある未来でなく、「人助けをしている自分」だ。
人を助けることでシンフォギアを肯定する、というような逆転現象が起きているような感じ。
本来ならば、シンフォギアでしかできないのなら、そのために力を振るう覚悟を持って行動した結果の人助け、となるはずだが……。
ここでふと振り返ったのが、いままでに響は自らの夢を語ったことがあっただろうかということ。
流れ星に関しては、約束を果たすという言ってしまえば後ろ向きな決意でもあった。
クリスやマリアのように、歌で世界を救いたい、守りたい。
翼のように、奏がくれたものを、歌には力があるということをみんなに伝えたい。
そんな未来の夢が、響の口から語られたことはいままであっただろうか。
たぶん、響には夢がなかったのだろうと思う。
前向きな自殺衝動、家庭環境からして、「何も望まれていない」、「夢を持ってはいけない」という思考の狭窄がやはりあったのではなかろうか。
そんな自分でも、シンフォギアで人助けができる。
どれだけ救いだったろうね。
だからこそ、今回響が「戦いたくない」と口にしたのは、複雑ながら喜ばしい。
だって、ようやく響が「わがまま」を言っている。
反抗期だ。
かつて受けてきた一方的なコミュニケーション。迫害。
そんな世界を憎むでもなくただ内へ内へと抱え込んできたのだから、少しぐらい世界を憎んだってバチはあたらない。
マリアさんが言ったように、「傲慢」になったのだ。
上から目線。
ああ、響の周りにいてくれる人のおかげで本当に安心して先が見られる。
響が怖がっているコミュニケーション。傷つけてでも止めてみせる。守ってみせるという意志。
大丈夫だよね、世界はそんなにヤワじゃない。
響が全力でぶつかっていっても、受け止めてくれる。受け入れてくれる。
ある意味で、もうひとつの不安として、響は本当に命を燃やし尽くすのではないかという懸念もまだある。
彼女が覚悟を決めたとしたら、きっと彼女に平和な日常は限りなく遠いものになる。
戦い続け、守り続けるか、死ぬか。そのどちらかしか彼女に安らぎはないのだろうか。
そこも今後に注目したい。
最後に。
それでも安心して見られる理由は、仮面ライダー555の主人公乾巧がかつて成し遂げたことを見ているからだろう。
「俺には夢はない。だけど、夢を守ることは出来る」
「俺はもう、迷わない。迷ってる内に人が死ぬのなら……戦う事が罪なら…俺が背負ってやる!」
きっと、そういう覚悟の物語。
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