・第六話「抜剣」
開幕はキャロルの回想シーンから。
パパことイザークさんと二人で流行病を治す薬を作るために、それの原料となるものを採取しに来ているようだ。
場所はマッターホルンぽい雰囲気。
「世界の全てが知りたいんだ……人と人がわかりあうためには、とても大切なことなんだよ」
皮肉にも、この言葉を発したイザークは他者から理解されることなく処刑された……というのがバックグラウンドにあるようだけど。
とすると、キャロルにとって「世界の全てを知る」ということはどういう目的で行われるのか。
世界をバラバラにする万象黙示録の完成。
新型シンフォギアに身を包んだ先輩コンビがミカに反撃開始。
そして唐突なマリアさんの「男どもは見るな!」という釘刺し。
いやまあ切歌と調は裸体だけどもさ。だけどもさ。
あとつい勢いで目をふさがれる響。未来さん強いぜ……。
アルカノイズを慣らし運転で片付ける。
曲はもちろん、BAYONET CHARGE。銃剣突撃である。
この曲のタイトルがかなり好き。
銃剣、突撃銃の先端に専用のアタッチメントを取り付けて近接戦闘に対応させるものだけれど、この二人にしての意味合いはまさしく、銃と剣が一体となって戦う、ということだろう。
カッコいいよねえ。
翼さんが「挨拶など無用」と入るのも、「挨拶無用のガトリング」からきてるんだろうし、本当にいままで積み重ねてきたもの積み上げてきたものが曲となって歌となって表現されるシンフォギアは素敵だ。
もちろん逆のクリスも歌いだしの歌詞に「ひとつめ、ふたつめ」と入ってることからしてもうね。
Bメロがすごいすきなんだよなあ。
強化型シンフォギアにはアルカノイズの分解に対するバリアフィールドの調整も入っているようで、攻撃を受けることも問題なく行えている。
こうなれば普段どおりの戦闘で対応できるノイズは数と規模の問題になってくるか。
昔のノイズさんと違って人だけを殺す兵器じゃないからなあ。
ここは二人に任せるです、と切歌と調は戦闘領域から撤退。
調は「私たちが足手まといだから……!」と悔やんでいるようだけど、適合係数の低さと合わせてストーリーに後々かかってくるかな?
戦闘のクライマックスはもはや恒例のノンチャージMEGA DETH FUGA。
金子さんがツイッターでも仰ってたようにクリスと翼の戦闘レベルはかなり群を抜いて高い。
「はン、ちょせえ」
とミカを吹き飛ばしたところでキャロルの登場。
ラスボスとの対決……か?
まさかのキャロル変身シーンである。
アウフヴァッヘン波形に非常によく似たパターン。
竪琴をモチーフにした聖遺物の起動である。
「これくらいあれば不足はなかろう」
胸を強調しながら言うのはやめて差し上げろ。
しかしまさしく北欧美人だなキャロル。
聖遺物の力はまさに強力無比なものであるけれど、歌うことでフォニックゲインを高めて起動したネフシュタンやガングニールで共鳴させたデュランダルとは違い、まったく歌わずに聖遺物を動かしている。
そのエネルギー源とは、思い出。
思い出という脳内の電気信号を変換、焼却したもの。
この焼却は償却にもかかってるいのだろうか。
目覚めて日の浅いオートスコアラーは思い出というエネルギーを他者から奪わなければいけなかったが、数百年を生きながらえたキャロルは己の思い出だけで強大な力を発揮できるということ。
エルフナインに記憶の転送複写した思惑が見え隠れ。
とりあえずラスボスにボコされる先輩コンビだけれど、イグナイトモジュールの真価はここから、らしい。
「付き合ってもらえるか」
「無論、一人でいかせるものか」
不穏なワードを出しながらイグナイトモジュールを「抜剣」
ダインスレイヴという起動音と共に、二人の身体を貫く。
語られるシンフォギアの決戦機能。
ひとつは絶唱、もうひとつはエクスドライブモード。
その二つには致命的な欠点があり、絶唱は装者の相打ち前提気味であり、負担を考えればそう連発できるものでないということ。
そしてエクスドライブモードは言わずもがな、奇跡のようなものなのでいつもフォニックゲインをそんな簡単に発動させられる状態に持っていけないということ。
しかしイグナイトモジュール。
シンフォギアの暴走はかつて片腕を失った響にアームドギアとして腕を再生させたばかりか、ネフィリムを圧倒した力やアースガルズをぶち抜いた(あれはフィーネが手を抜いた可能性もあるけど)記録もある。
暴走をコントロールして純粋に戦闘力へと変えることができれば。
やっぱりダインスレイヴは魔剣ですよね。
ダインスレイヴで負の感情を増幅させられている二人が見た景色は。
翼の場合。
なんの輝きもないステージで、ノイズを相手に歌い続けること。
「私の歌を聴いてくれるのは、敵しかいないのか……?」
痛切だけど、端的に未来のなさを表してるエグさ。
そこに加え、「お前が娘であるものか。どこまでも穢れた風鳴の道具に過ぎん」という父親からの呪い。
それでも認められたい、という思いで自らを剣と化し、鍛え上げてきた。
しかしその力では、大切だった奏を守ることはできなかった。
『人の世が剣を受け入れることなどない』
フィーネがかつてのたまった台詞だけれど。
剣のままでは誰かと寄り添うことはできない。触れるものを皆傷つけてしまうから。
クリスが見た光景。
教室での日常。
ずっとほしかったもの、暖かい陽だまり。
モノクロームでなく、色づいた景色でもどこか違和感を覚えてしまう。
自分を慕ってくれた後輩もできた。それなのに自分のせいで周りが傷ついてしまう。
ひとりぼっちがこんな場所にいてはいけないんだ。
でなければ、自分のせいで周りの奴らが死んで、本当に独りぼっちになってしまう。
ここで、本当に死ぬ=二度と取り戻せないということを想像するあたりが翼とクリスの共通項なのかも。
もっと言えば響を含めた三人が、かつてあった陽だまりを喪失してる経験者なのよね。
ボロボロと泣きながら陽だまりから逃げていこうとしたクリスの腕を掴んだのは、同じく底なしの沼でもがいている翼だった。
基本原理というか、響と同じところを抱えている三人なのよね。
「私の歌は、誰かを傷つけるだけのものなのか……?」
という。
しかし、イグナイトモジュールの起動には失敗。
エルフナインはキャロルの錬金術には勝てないのか……と肩を落とすが、未来さんがまず最初に「大丈夫」発言。
可能性が全て尽きたわけじゃないから。
そういってエルフナインがもつもうひとつのギア、ガングニールを響へと向ける。
既に強化改修は終わっていたのか。
「ギアも可能性も、二度と壊させやしないから」
そう告げた響は凛としていたけれど、これは戦う覚悟をもったからなのか、それともまだ誰かを傷つけてでも守りたいものがあるからというところには踏み込んでいないのか?
ここにきてアルカノイズをばら撒くキャロル。
市街への被害はやはり昔のノイズさんと比べ物にならないかも。
「歌えないのなら、分解されるものどもの悲鳴をそこで聞け!」
これまた苛烈かつ的確な言い回し。
歌を聞かせる側のシンフォギア装者が守れないのなら、お前らが聴衆となって断末魔を聞き届けろと。
そこにミサイルに乗って響が登場。
一話のオマージュであるならば、三人が揃って歌う曲はひとつしかない。
RADIANT FORCEのイントロと共に、響は言う。
未来が教えてくれた、シンフォギアで救われたもの。
だから、シンフォギアを信じる。
自分を、胸の歌を信じる。
暗闇に飲み込まれそうでも、きっと一緒なら。
「――抜剣!」
と書いて、アクセスッ!! と読むよねもう。
イグナイトバージョンのRADIANT FORCEと三人の変身バンク。
勝ちです。
しかし変身した三人は黒い。
実に黒い。
これはもう一反転ありますね、イグナイトモジュール抜剣エクスドライブモードからの絶唱が今期のラストと予想。
この姿を見てマリアは「悪を貫く強さを……!」とアガートラームを握り締める。
アガートラームに黒は似合わないけど、どうなるんじゃろ。
イグナイトバージョンのRADIANT FORCEは超荒々しくなってます。
主にドラムの暴れ方。
アルカノイズ3000をたかだかと言ってしまうあたり、性能はエクスドライブ時のあれに匹敵するんだろうか。
未来さん、ヤバイ級の肝の据わり方してます。
完全に極道の妻です。
「私には何もできないけれど、全部抱きしめてみせる」
響が信じてくれていたから、未来さんは自分を真っ直ぐに信じられるようになった、ということだろうか。
ミカの時には不発だったボディへの一撃で動きを止めてからのスーパーイナヅマキック、もしくはジャコビニ流星アタック。
「勝ったの……?」
「ですです……デース!」
以前の響なら間違いなく動きを止めたところで攻撃をやめていたと思う。
しかし今回は躊躇なくそのシンフォギアの力でとどめを刺しにいった。
この変化がストーリーにどう影響するか。
「どうして、世界をバラバラに……」
「忘れたよ、思い出を焼却して戦う力に変えたときに」
ただ、こうして話し合おうとする姿勢は変わっていない。
この返事を聞くと、キャロルもまた響と似ているよね。
悩むポイントというか、こじらせ方が。
シンフォギアを信じられなくなって歌えなくなった響。
歌う理由、戦う理由。
「その呪われた旋律で誰かを救えるなどと思い上がるな」
キャロルはそう言い残して自害する。
呪われた旋律、というのはどこにかかっているのだろうか。
イグナイトモジュールのことか、それともシンフォギアにはまだなにかあるのか。
だが、キャロルの死によって歯車は噛み合い、チフォージュ・シャトーは動き出さんとしている。
オートスコアラーも準備万端といった体だし、キャロルの肉体的消滅は計算通りなのだろう。
ここでエルフナインがどう動くことになるのか、またシンフォギアの歌はどのようになってしまうのかがここからの展開の中心になるだろうか。
ようやくここでタイトルロゴにある響のイラストが回収されたわけだけど。はてさて。
イグナイト・モジュール。
ナイトブレイザー。
それは、全てを焼き尽くしてしまう暴力なのか……?
開幕はキャロルの回想シーンから。
パパことイザークさんと二人で流行病を治す薬を作るために、それの原料となるものを採取しに来ているようだ。
場所はマッターホルンぽい雰囲気。
「世界の全てが知りたいんだ……人と人がわかりあうためには、とても大切なことなんだよ」
皮肉にも、この言葉を発したイザークは他者から理解されることなく処刑された……というのがバックグラウンドにあるようだけど。
とすると、キャロルにとって「世界の全てを知る」ということはどういう目的で行われるのか。
世界をバラバラにする万象黙示録の完成。
新型シンフォギアに身を包んだ先輩コンビがミカに反撃開始。
そして唐突なマリアさんの「男どもは見るな!」という釘刺し。
いやまあ切歌と調は裸体だけどもさ。だけどもさ。
あとつい勢いで目をふさがれる響。未来さん強いぜ……。
アルカノイズを慣らし運転で片付ける。
曲はもちろん、BAYONET CHARGE。銃剣突撃である。
この曲のタイトルがかなり好き。
銃剣、突撃銃の先端に専用のアタッチメントを取り付けて近接戦闘に対応させるものだけれど、この二人にしての意味合いはまさしく、銃と剣が一体となって戦う、ということだろう。
カッコいいよねえ。
翼さんが「挨拶など無用」と入るのも、「挨拶無用のガトリング」からきてるんだろうし、本当にいままで積み重ねてきたもの積み上げてきたものが曲となって歌となって表現されるシンフォギアは素敵だ。
もちろん逆のクリスも歌いだしの歌詞に「ひとつめ、ふたつめ」と入ってることからしてもうね。
Bメロがすごいすきなんだよなあ。
強化型シンフォギアにはアルカノイズの分解に対するバリアフィールドの調整も入っているようで、攻撃を受けることも問題なく行えている。
こうなれば普段どおりの戦闘で対応できるノイズは数と規模の問題になってくるか。
昔のノイズさんと違って人だけを殺す兵器じゃないからなあ。
ここは二人に任せるです、と切歌と調は戦闘領域から撤退。
調は「私たちが足手まといだから……!」と悔やんでいるようだけど、適合係数の低さと合わせてストーリーに後々かかってくるかな?
戦闘のクライマックスはもはや恒例のノンチャージMEGA DETH FUGA。
金子さんがツイッターでも仰ってたようにクリスと翼の戦闘レベルはかなり群を抜いて高い。
「はン、ちょせえ」
とミカを吹き飛ばしたところでキャロルの登場。
ラスボスとの対決……か?
まさかのキャロル変身シーンである。
アウフヴァッヘン波形に非常によく似たパターン。
竪琴をモチーフにした聖遺物の起動である。
「これくらいあれば不足はなかろう」
胸を強調しながら言うのはやめて差し上げろ。
しかしまさしく北欧美人だなキャロル。
聖遺物の力はまさに強力無比なものであるけれど、歌うことでフォニックゲインを高めて起動したネフシュタンやガングニールで共鳴させたデュランダルとは違い、まったく歌わずに聖遺物を動かしている。
そのエネルギー源とは、思い出。
思い出という脳内の電気信号を変換、焼却したもの。
この焼却は償却にもかかってるいのだろうか。
目覚めて日の浅いオートスコアラーは思い出というエネルギーを他者から奪わなければいけなかったが、数百年を生きながらえたキャロルは己の思い出だけで強大な力を発揮できるということ。
エルフナインに記憶の転送複写した思惑が見え隠れ。
とりあえずラスボスにボコされる先輩コンビだけれど、イグナイトモジュールの真価はここから、らしい。
「付き合ってもらえるか」
「無論、一人でいかせるものか」
不穏なワードを出しながらイグナイトモジュールを「抜剣」
ダインスレイヴという起動音と共に、二人の身体を貫く。
語られるシンフォギアの決戦機能。
ひとつは絶唱、もうひとつはエクスドライブモード。
その二つには致命的な欠点があり、絶唱は装者の相打ち前提気味であり、負担を考えればそう連発できるものでないということ。
そしてエクスドライブモードは言わずもがな、奇跡のようなものなのでいつもフォニックゲインをそんな簡単に発動させられる状態に持っていけないということ。
しかしイグナイトモジュール。
シンフォギアの暴走はかつて片腕を失った響にアームドギアとして腕を再生させたばかりか、ネフィリムを圧倒した力やアースガルズをぶち抜いた(あれはフィーネが手を抜いた可能性もあるけど)記録もある。
暴走をコントロールして純粋に戦闘力へと変えることができれば。
やっぱりダインスレイヴは魔剣ですよね。
ダインスレイヴで負の感情を増幅させられている二人が見た景色は。
翼の場合。
なんの輝きもないステージで、ノイズを相手に歌い続けること。
「私の歌を聴いてくれるのは、敵しかいないのか……?」
痛切だけど、端的に未来のなさを表してるエグさ。
そこに加え、「お前が娘であるものか。どこまでも穢れた風鳴の道具に過ぎん」という父親からの呪い。
それでも認められたい、という思いで自らを剣と化し、鍛え上げてきた。
しかしその力では、大切だった奏を守ることはできなかった。
『人の世が剣を受け入れることなどない』
フィーネがかつてのたまった台詞だけれど。
剣のままでは誰かと寄り添うことはできない。触れるものを皆傷つけてしまうから。
クリスが見た光景。
教室での日常。
ずっとほしかったもの、暖かい陽だまり。
モノクロームでなく、色づいた景色でもどこか違和感を覚えてしまう。
自分を慕ってくれた後輩もできた。それなのに自分のせいで周りが傷ついてしまう。
ひとりぼっちがこんな場所にいてはいけないんだ。
でなければ、自分のせいで周りの奴らが死んで、本当に独りぼっちになってしまう。
ここで、本当に死ぬ=二度と取り戻せないということを想像するあたりが翼とクリスの共通項なのかも。
もっと言えば響を含めた三人が、かつてあった陽だまりを喪失してる経験者なのよね。
ボロボロと泣きながら陽だまりから逃げていこうとしたクリスの腕を掴んだのは、同じく底なしの沼でもがいている翼だった。
基本原理というか、響と同じところを抱えている三人なのよね。
「私の歌は、誰かを傷つけるだけのものなのか……?」
という。
しかし、イグナイトモジュールの起動には失敗。
エルフナインはキャロルの錬金術には勝てないのか……と肩を落とすが、未来さんがまず最初に「大丈夫」発言。
可能性が全て尽きたわけじゃないから。
そういってエルフナインがもつもうひとつのギア、ガングニールを響へと向ける。
既に強化改修は終わっていたのか。
「ギアも可能性も、二度と壊させやしないから」
そう告げた響は凛としていたけれど、これは戦う覚悟をもったからなのか、それともまだ誰かを傷つけてでも守りたいものがあるからというところには踏み込んでいないのか?
ここにきてアルカノイズをばら撒くキャロル。
市街への被害はやはり昔のノイズさんと比べ物にならないかも。
「歌えないのなら、分解されるものどもの悲鳴をそこで聞け!」
これまた苛烈かつ的確な言い回し。
歌を聞かせる側のシンフォギア装者が守れないのなら、お前らが聴衆となって断末魔を聞き届けろと。
そこにミサイルに乗って響が登場。
一話のオマージュであるならば、三人が揃って歌う曲はひとつしかない。
RADIANT FORCEのイントロと共に、響は言う。
未来が教えてくれた、シンフォギアで救われたもの。
だから、シンフォギアを信じる。
自分を、胸の歌を信じる。
暗闇に飲み込まれそうでも、きっと一緒なら。
「――抜剣!」
と書いて、アクセスッ!! と読むよねもう。
イグナイトバージョンのRADIANT FORCEと三人の変身バンク。
勝ちです。
しかし変身した三人は黒い。
実に黒い。
これはもう一反転ありますね、イグナイトモジュール抜剣エクスドライブモードからの絶唱が今期のラストと予想。
この姿を見てマリアは「悪を貫く強さを……!」とアガートラームを握り締める。
アガートラームに黒は似合わないけど、どうなるんじゃろ。
イグナイトバージョンのRADIANT FORCEは超荒々しくなってます。
主にドラムの暴れ方。
アルカノイズ3000をたかだかと言ってしまうあたり、性能はエクスドライブ時のあれに匹敵するんだろうか。
未来さん、ヤバイ級の肝の据わり方してます。
完全に極道の妻です。
「私には何もできないけれど、全部抱きしめてみせる」
響が信じてくれていたから、未来さんは自分を真っ直ぐに信じられるようになった、ということだろうか。
ミカの時には不発だったボディへの一撃で動きを止めてからのスーパーイナヅマキック、もしくはジャコビニ流星アタック。
「勝ったの……?」
「ですです……デース!」
以前の響なら間違いなく動きを止めたところで攻撃をやめていたと思う。
しかし今回は躊躇なくそのシンフォギアの力でとどめを刺しにいった。
この変化がストーリーにどう影響するか。
「どうして、世界をバラバラに……」
「忘れたよ、思い出を焼却して戦う力に変えたときに」
ただ、こうして話し合おうとする姿勢は変わっていない。
この返事を聞くと、キャロルもまた響と似ているよね。
悩むポイントというか、こじらせ方が。
シンフォギアを信じられなくなって歌えなくなった響。
歌う理由、戦う理由。
「その呪われた旋律で誰かを救えるなどと思い上がるな」
キャロルはそう言い残して自害する。
呪われた旋律、というのはどこにかかっているのだろうか。
イグナイトモジュールのことか、それともシンフォギアにはまだなにかあるのか。
だが、キャロルの死によって歯車は噛み合い、チフォージュ・シャトーは動き出さんとしている。
オートスコアラーも準備万端といった体だし、キャロルの肉体的消滅は計算通りなのだろう。
ここでエルフナインがどう動くことになるのか、またシンフォギアの歌はどのようになってしまうのかがここからの展開の中心になるだろうか。
ようやくここでタイトルロゴにある響のイラストが回収されたわけだけど。はてさて。
イグナイト・モジュール。
ナイトブレイザー。
それは、全てを焼き尽くしてしまう暴力なのか……?
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